PREMIUM PLEATS

上質な着心地と機能性を兼ね備えた
至極の "ドレスシャツ"

至極のドレスシャツ

生地へのこだわり

縫製へのこだわり

商品 一覧

Designers Comment for PREMIUM PLEATS DRESS SHIRTS

J.PRESSのドレスシャツとして長年多くの皆様にご愛顧をいただいている「PREMIUM PLEATS」はシンプルに「形態安定のシャツ」と言うと誤解を招いてしまうかもしれません。少し表現は長くなり恐縮ですが、厳密に言うと「形態安定加工を施した生地を採用し、しかしながら形態安定シャツでは一般的には採用しない縫製仕様で仕立てたちょっと変わったシャツ」と言ったほうがいいかと思います。では「形態安定シャツでは一般的には採用しない縫製仕様」とは何でしょう。それは「衿」や「袖口のカフス」にフラシ芯という接着剤を使わない芯地を用いることを主に指します。接着剤で表地と芯地を貼り付けますと当然ながら形態安定性は高まりますが、一方でパリッとしすぎた見た目と少し硬さを感じるフィット感がネックになります。フラシ芯仕様では表地と芯地は貼り付いていない状態なので表地の上質な風合いを生かすとともに肌に当たる感覚もソフトで着心地もよいです。あまり小うるさいことを申し上げるつもりもないのですがドレスシャツ、その成り立ちについてそもそも下着であったことはご存知の方も多いかと思います。一番肌に近いところで身に着ける服、それゆえになるべくソフトで体にやさしく寄り添う必要があるアイテムであると思うのです。
そして、もう一つこだわる重要な点が素材です。先に申し上げましたようにソフトで体にとってやさしい服であるために、また上質な天然素材が放つ直感的な高級感を表現するために、原綿には超長綿と呼ばれる「スーピマ綿」を採用しております。シャツ素材に上質なものを選択することはよい靴を選択することに感覚が近く、スタイリングの良し悪しを決める「詰め」の部分。そういう意味ではスーツの素材にこだわるよりも重要なことではないかと個人的に考えております。
PREMIUM PLEATSはそのような良質な原綿のソフトな風合いを損なわぬよう、そして気品ある雰囲気を極力損なわぬよう考えられた特殊な形態安定加工を施し、縫製面でもフラシ芯仕様を採用する生地も仕立ても柔らかさにこだわったシャツなのです。 なので、形態安定性は衿やカフスに接着芯を使用したシャツと比べて高いとは言えません。 洗濯後軽くアイロンがけしていただいたほうがより綺麗にお召いただけるかと思います。 それでも上質で快適なシャツのためにフラシ芯仕様と上質な天然素材にこだわりたいと考えております。 一枚でもはたまたスーツのVゾーンでも着る人の気品をさりげなく演出する。そして日常での扱いも楽。 そんなシャツにPREMIUM PLEATS DRESS SHIRTSがなってくれることを信じております。

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生地へのこだわり

PREMIUM PLEATSの生地を生産してくれているのは西脇市(兵庫県)にある東播染工株式会社。西脇における織物産業の歴史は古く、「播州織」として江戸時代には産業として発展。東播染工は織物産業のリーディングカンパニーとして播州織の伝統を守りつつ、日本のもの作りを支えているメーカーです。
PREMIUM PLEATSの生地はJ.PRESSが考える上質なシャツのための生地を実現するために産地とのディスカッションを繰り返す中で開発できたオリジナルファブリック。原料をはじめ、糸の番手や本数設計、フィニッシングにおける加工方法まで妥協することなくお互いのこだわりともの作りへの誇りを詰め込んで作っています。

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使用するコットンに超長綿の一種で「スーピマ綿」と呼ばれる繊維長が長い高級原綿を使用。繊維長が長いほど手触りが良く、自然な光沢感が美しいシャツ地が生まれます。また着た時の衿の表情など、仕立て映えの良さを感じていただける設計で作られています。

縫製へのこだわり

J.PRESSのPREMIUM PLEATSはどこの工場でも生産できるものではありません

特殊な形態安定加工方法を採用しているがゆえ縫製段階においても必要な設備と経験、そして何よりたゆまぬ努力へのポジティブなスタンスを持っていることが求められます。これらの条件を満たす工場は国内、国外含めて多くはありません。この条件を満たし現在J.PRESSのPREMIUM PLEATSを縫製する工場は東南アジアの国タイにあります。日本のシャツメーカーが設立したこの工場は30年以上の歴史を持ち、日本人技術者も常駐して日本で培われた高い技術を伝承している工場です。ドレスシャツとして必要なエレガントな佇まいはステッチワークをはじめ、繊細にそして何よりもとことん丁寧に縫製する。ここにこだわることによって生まれます。
また日本のみならず世界のマーケットに多くの商品を提供する工場として安定した品質実現に向けた生産管理の徹底も重要。 これらすべてにたゆまぬ努力を怠らずシャツを作り続けている工場としてJ.PRESSも厚い信頼を置きながら共にもの作りを行っております。

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形態安定加工を施したシャツにはポリエステルなどを原料とした釦を使用することが多いですが、PREMIUM PLEATSでは本貝釦(高瀬貝)を採用。天然素材のもつ自然な美しさが一格上のグレード感をもたらします。 また釦を留める際の「留めやすさ」も日常着るシャツでは大事な点。特に留めづらい台衿、カフスの釦には「根巻(ねまき)」仕様を採用。釦と生地との間に少し距離ができるように釦を縫うことで着るときのちょっとしたストレスを軽減してくれます。

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PREMIUM PLEATSのボタンダウンカラーのシャツの背中側を見ると特徴的なディテールが盛り込まれています。襟後ろ中心に付く釦はネクタイを締めたときに衿が不自然に持ち上がらないよう留めるため。また少し幅が広めのセンターボックスプリーツが畳まれその上には吊るすための引っかけ用としてハンガーループが付くデザインが特徴的。昔シャツは一度着ただけで洗濯することはなく、何度か着ることが多かったため次回着るまでに吊るして置いておくために必要なディテールであったという説が。どちらのディテールも現在では実用性が高いものではありませんが、アイヴィーシャツとしての匂いを色濃く継承する面白いストーリーを持ったディテールです。

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PREMIUM PLEATSの袖口カフスのほとんどはバレルカフス(シングルカフス)を採用。フラシ芯仕様のため表地に使用するコットンが持つソフトで自然なふくらみが見た目の上質感とやわらかなフィット感を生み出します。

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PREMIUM PLEATSのレギュラーカラーのカフスにはコンバーチブルカフスを採用。 通常のボタン留め以外にカフリンクスを使用することも可能。

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