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着こなしに華を添えるチェック柄のシャツとトップス
40代メンズの装いを格上げするチェックのコーデ

格上げするチェックのコーデ

洋の東西を問わず、古くからお洒落の王道として人々を魅了してきたのがチェック柄です。「チェック柄」と呼ばれていますが、元々の英語では「checkered」。意味としては「色のついた正方形を互い違いに配置した模様」のこと。チェッカーゲームのボードが、正にチェッカードです。

日本でもこの柄は市松模様として、お洒落の定番柄になっていました。その名前の由来は、江戸時代中期の上方歌舞伎の役者、佐野川市松が舞台衣装の袴に愛用していた文様を、当時の女性ファン達がこぞって小袖に取り入れたことから広まったと言われています。市松模様と呼ばれる以前は、石を敷き詰めた形に似ていることから、石畳文と呼ばれていたとか。

皆さんがよくご存知のタータンチェックは世界的にはシンプルに「タータン」と呼ばれています。その起源は3世紀までさかのぼります。スコットランドの北西部・ハイランド地方に定住していたケルト人が、タータンを日常着としていたのが始まりです。柄によって地域や家柄を示す、家紋のようなものでした。現在では7,000種類以上の柄があるといわれ、世界中のタータンがスコットランド政府の登記局によって保存・保護・登録管理されています。ここに登録されていないタータンチェックは、「タータン」と名乗ることができません。

他にも、インド南東部のマドラス(現チェンナイ)が発祥の地のマドラスチェック、千鳥格子とも呼ばれるハウンドトゥース(猟犬の歯と言う意味です)などの他、ギンガムチェック、グラフチェック、タッターソールチェック、オンブレチェック、グレンチェックなどなど、ひとえにチェック柄といっても多種多様。そして、どのチェック柄であっても、装いに華を添えてくれることは間違いありません。古来より多くの人々から愛され続けてきた文様なのですから。

このようにお洒落には必須のチェック柄ですが、多くの人に取り入れやすいのは間違いなくシャツや、ほどよくチェックを取り入れたトップスです。纏った際の面積が大きくないため、シンプルな着こなしに添えるワンポイントの華になります。代表的なのが、紺ブレにベージュのチノパンというスタイルにマドラスチェックのシャツ、という着こなし。白やサックスブルーなどのシンプルな色合いのシャツを用いるのに比べて洒脱に見えるのが、アイビールックやプレッピースタイルの基本ですよね。

さて、大人らしいチェック柄の装いを考えるうえで、誰もが取り入れやすい、お役に立ちポイントをお知らせします。チェック柄の細かいものやグラデーションがかかったものが、シックな装いにはおススメ。タータンチェックなどの大きな柄は、かなりカジュアルスなタイルに向いているといえるでしょう。

また、多色使いは子供っぽくなりがちなので、選ばない方が賢明です。上品なコーデにダークなトーンのチェック柄を選べば、ややカジュアルな味付けができてお洒落上級者の演出になります。例えば、無地のシャツの代わりに細かくシックな色合いのチェック柄を用いれば、自分らしい個性を表現できます。

シャツ選びでは素材も様々ですが、大人っぽい着こなしにはやはりコットン素材が王道でしょう。シックに決めるなら細い糸が使われた薄めの生地です。もしカジュアルに装いたいなら、ネル素材もありです。ネルとはフランネルの略語で、ウールやコットンの素材を起毛させたもの。柔軟性や弾力性がある厚手の生地なので、アウター的な着こなしもできます。カシミア素材のチェック柄シャツも、秋から冬にかけてオーバーシャツとして羽織ったり、ドレッシーな印象を演出したい時には活躍するでしょう。

チェック柄のコーデについて、いろいろとお話ししましたが、この秋ぜひ注目したいJ.PRESSの新作3アイテムをご紹介します。40代の男性にとって、落ち着きがありながら、気の利いたお洒落を演出するには最適です。まだ暑い日が続きますが、そろそろ秋口のお洒落一番乗りを考え始めませんか?

インポート素材を使用した着心地とシルエットは
大人のチェックシャツコーデを至高の完成度に導きます

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遠目には無地に見えるほど細かなチェック柄は、大人らしい着こなしの力強い味方。同系色の微妙な重なりが、とても上品な彩りを表しているので、ダークトーンのテーラードジャケットやブルゾンのインナーとして装えば、シックな色気を演出できます。ハイゲージニットのインナーとして着れば、完成度の高い大人のカジュアルが完成します。生地には、インポート素材のSOMELOSが使用され、着心地の良さと絶妙なシルエットをもたらします。SOMELOS社は1958年に創業されたポルトガルのコットン生地メーカーで、最新の織機と技術を駆使しながら、糸の紡績から製品までを一貫して自社工場で手掛けています。ポルトガル初代国王生誕の地として知られる古都ギマランイスに、30万平方メーターもの広い敷地を持ち、豊かな自然と水に恵まれた環境の中で最高級の素材を産み出しています。老舗のシャツテーラーからパリやミラノのビッグメゾンもこの生地を採用。J.PRESSのこのシャツもSOMELOSならではの色と柄による完成度の高さがポイント。多色の糸を目面の細かいオックスフォードにすることで、とても高見えのする1枚に仕上がりました。

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SOMELOSコットンチェック シャツ
¥24,200 税込

J.PRESS以外ではほぼ入手できないユニークな二重織り
貴重なシャツブルゾンが季節の変わり目に活躍します

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チェック柄がライナーに施されたことで、さりげない大人の茶目っ気を演出できるシャツブルゾン。シャツ以上ブルゾン未満のアイテムとして、秋口や春先に大活躍する1枚です。キャラメル表面感のような細かなブロック状の凹凸を表現したコーデュロイを表側に配し、裏側にはトラディショナルなチェック柄が用いられたユニークな二重織り。立ち襟の一種バンドカラーは胸元をスッキリと見せてくれるので、清潔感とリラックス感のある印象を演出します。キチっとした感じを残しながら柔らかな着こなしができるので、大人のカジュアルには最適。腰の部分にはポケットが設えられているので、実用面だけではなくポージングのバリエーションも得られます。カットソーなどの軽快なアイテムの上に纏い、袖を無造作にロールアップすれば、アクティブな印象も作れます。ヴィンテージのように太すぎず、また細すぎないボトムを合わせることで、爽やかな大人の雰囲気を表現可能。3通りのカラーバリエーションには、SOMELOSのシャツ地とリンクしたそれぞれ異なるチェック柄を内側に配するという気の利いた配慮に、J.PRESSのセンスの良さを感じさせてくれます。

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ダブルフェイス
キャラメルコール シャツブルゾン
¥29,700 税込

これぞ大人っぽいチェック使いの大本命
一着あればシックでかっこいいライフスタイルを披露できます

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シンプルでシックな色を合わせながら、大人っぽいお洒落感を見事に体現できるのが、このチェックのコーチジャケット。ネイビーも単色ではなく渋いチェック柄です。コーチジャケットもチェック柄になるだけでトラッド感がグッと増します。休日の上品コーデにはもちろん、最近のドレスコードの傾向から見れば、ビジネスシーンでのちょっとしたカジュアルなミーティングでもサマになるはず。こんなジャケットを羽織ったお洒落なビジネスマンに憧れます。素材は、収縮率の異なるコットンとポリエステルを使ったサッカー生地をジャージーで表現。布帛のようなハリコシ感を再現しながらも、ジャージーならではの伸縮性によって着心地は抜群。ゆとりのあるボクシーなシルエットは、誰にでも似合う出来上がりです。ボトムにはしっかりしたシルエットの綺麗めパンツはもちろん、カジュアルなアイテムでもフィットします。インナーに用いたいのはシャツやハイゲージニットなどです。崩しすぎないスタイリングにすることで、バランスは最適になるのではないでしょうか。秋口には、写真のように白いボトムで爽やかに見せてもいいし、秋が深まればインナーやボトムにダークトーンを配して、より大人っぽい装いをつくるのも素敵です。

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KANEMASA グレンチェック
サッカージャージー コーチジャケット
¥49,500 税込

冒頭でお話しましたように、チェック柄は装いの格を間違いなく上げてくれます。それは歴史が証明してくれていること。どの世代においても、チェック柄が担う役割は重要なのですが、40代男性であればシックで渋めのチェックを選ぶことで、その効果は何倍にもなるはず。そう、ポイントは「さり気なさ」。細かくデザインされた格子や、ライナーにそっと配されたもの、同系色でまとめられたものなど、これ見よがしにならないチェック柄が、引き締まった全体のコーデに対して大人っぽく上品な華やぎと彩りを添えてくれるのです。秋口のお洒落を、シックなチェック柄のアイテムで楽しんでみませんか?

J.PRESS PICK'S